シリア人学者と著作家の伝記
この章はTHE HISTORY OF SYRIAC
LITERATURE AND SCIENCES
からの抜粋訳です。
2.エデッサのパウロ・バル・アルカ(Paul bar Arqa of Edessa)
エデッサのパウロ・バル・アルカ、もしくはアンカは書道の大家であった。今日エストランゲロ体と呼ばれるシリア語書体を彼は考案した。彼は紀元後200年頃を生きたと考えられる。バル・バールルは彼の古典語辞書で用語エストランゲロについて、「神はパウロに福音賛美のためこの字体を完璧なものとする才能をお与えになった。この幅広く読みやすく美しい字体によって、人の知性が喜びを与えられ、すべての人が福音を読もうと試みるように。」と述べたハンナ・イエス・バル・サルシャワヤ(9世紀アル-ヒラ主教)を引用している。